2020年01月24日

台風19号被災後の支援に感謝 ~ お金の話

昨秋の台風19号の影響で、床上浸水被害に遭った我が家ですが、その直後から、多くの皆様にご心配をいただいて、片付けのお手伝いや物資の提供、暖かいお言葉をたくさん頂戴し、現在はほぼ普通に生活できていることにあらためて感謝申し上げます。

おかげさまで、昨年末までには床下の断熱材の施工も終わり、あとは畳の新調やドアの取り換えなどの建具の交換が残っている程度です。
今のところ、床の張替えは必要なさそうな状況で、春以降、暖かくなったところで様子をみたいと思っています。

昨日は、税務署の「雑損控除等の適用」に関する個人相談会に出かけてきました。(所得税控除を受けるための手続きです。)
ここで被災からこれまでを振り返り、いろいろとご支援をいただいた様子を備忘録として簡単にまとめておきたいと思います。


やはり最初はマンパワー、「人の力」がすごくありがたかったです。
被災後は、家の中の水に浸かった家財、1階に置いてあったほぼすべての物が廃棄物となってしまったので、家の外への運び出し、また、災害ごみ集積所までの運搬が大変な作業だったのですが、お手伝いに駆けつけていただいた仲間やボランティアの皆さんの力で、何とか早めに片づけを終えることが出来ました。

ここで大活躍したのが「軽トラ」でしたね。
もう、何十回ごみ置き場まで往復したことか・・・田んぼ仲間の軽トラをしばらく借りることが出来たので、効率よく片付けが進みました。

また、職場や親族からの「お見舞い」もありがたかったです。
生活用品の半分近くが水没してしまったようなものなので、すぐに必要な物を買うのにとても助かりました。

全国から集まった支援物資も、当初は指定場所まで受け取りに行くものが、地域内を循環して配布されるようになりました。
自動車が水没した家が多かったので、配布は喜ばれたと思います。
飲料水、トイレットペーパー、タオルが人気でした。

また、千曲市らしいのは、市内の温泉施設の利用券の配布や、ブレイブウォリアーズのホーム試合の招待や割引きといった支援があり、どちらもありがたく利用させていただきました。



そして、気になる「お金」の話です。
支援していただく内容も、被害の程度や住んでいる市町村によって違いがありそうです。

まずは「保険金」です。

住宅は住宅ローンを借りるときに自動的に火災保険に入っていたような記憶があり、特に自分で保険に入ることはしてなかったので、被災後は自然災害の保険なんか入っていないしどうしようかと悩んでいたのですが・・・突然、保険会社から連絡があり、保険の査定をうけることになりました。

そう、「住宅ローンの火災保険に自然災害への適用もあった」のです・・・これにはほんと、救われた気分です。
浸水被害の費用をすべて賄えるわけではありませんが、少しでもお金が入ってくるというのは助かります。

家財の方は、毎年払っていたのが火災保険だけだったので、支払いを受けたのは「見舞金」だけでした。
これからのことも考えて、その後の更新で「自然災害保険」も追加して入りました。
やっぱり保険はきちんと入っておかないといざって時に困るものですね。

次に「被災者生活再建支援金」です。
こちらは市役所を通していただいたのですが、全壊、半壊、一部損壊と被災区分があり、自分の場合は、当初は一部損壊判定だったものが、半壊に再判定されたのが大きかったです。いただける金額に差があるのです。

「税金」の関係では、まず「市・県民税(住民税)」が若干ではありますが免除になりました。
また、「固定資産税」もほんとに僅か(笑)ですが免除に。

「雑損控除の適用」というのもあって、住宅の被害状況によって所得税の還付の制度があります。今回、相談会で具体的な費用を出しながら相談した結果、確定申告すれば所得税の還付の対象になりそうです。

「上・下水道」の使用料の一部免除もあります、たしか2か月分くらいは減免になるようです。

「住宅の応急修理制度」というのもあり、建物の修繕に対する補助ですが、被災者が申し込みを行い認定されれば、修繕が終わったところで市から修理業者に限度額以内の費用が支払われる制度で、適用されれば被災者はその分を除いた金額を負担するだけで済むことになります。

あとは・・・「NHKの受信料」も減免になります。
電話で申し込み、申込書を送ってもらって記入して返送するという手続きが必要です。NHKの場合はなかなか電話が繋がらないこともありますので、電話をかけるタイミングも大事かと。(笑)

「住宅ローン」についても、自分が借りている金融機関では「金利の免除制度」がありました。これは金融機関によって内容が違いそうですね。

自分はあまり縁がないのですが・・・「医療費」など、保険診療についても減免制度があるみたいです。

全国から寄せられた「義援金」については、被災者への第一回目の配分額の決定があったようで、今後、市町村を通じて支払いが行われる予定です。

他には何かあるかしら・・・
ちなみに、中部電力と長野都市ガスは、料金の支払期限の延長措置はありますが、使用料金そのものの減免措置は無いようです。


ちょっと長くなってしまいましたが、現在のところ、こんな感じで支援制度があり、それぞれ手続きを行っているところです。

先日の地区の新年会の席でも話題になったのですが、ご近所さんの中には制度を把握していない方もいて・・・すべて申請しないと受けられないものですから、知らないと損をしてしまうことになってしまいます。

自分も全てを把握しているかというと自信がなく、いただいた通知のものは対応しているつもりですが、これらを被災した皆さんに漏れなく伝わっているかは、微妙なところですね。
通知やアナウンスはあっても、理解できない、手続きがよくわからないという方も一定程度いるような気もします。

また何か進展があったり、情報があったりしたら、ここで紹介させていただきます。

とりあえず、、、浸水被害の備忘録として掲載させていただきました。
(具体的な金額については、プライベートな内容のため、記載を控えさせていただいてます。)

台風19号被災後の支援に感謝 ~ お金の話




Posted by すぴっつ  at 05:30│Comments(2)
この記事へのコメント
おはようございます。
これは助かりますね~!
やっぱり一番の悩みはお金ですからね(・・;)
だけどこの手続きってめっちゃ大変そう!
人の手を借りないと手続きさえも出来ないかも…
特にお年寄りは。
とにかくお疲れ様でした。
普段の生活の中でこれをやっていかなくちゃいけないのは凄く大変だったと思います
Posted by ゆたか。ゆたか。 at 2020年01月24日 09:40
ゆたか さま
こんにちは。
補修工事費、百万単位での話になるので、お金はいくらあっても足りない状況で、みなさん困っていると思います。
使える制度は利用して、なんとか持ち出しを減らしていきたいところです。
市の手続きは、ワンストップで案内してくれたので、ほぼ一度に済みましたが個人差はありますよね。
Posted by すぴっつ すぴっつ  at 2020年01月24日 18:28
 
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