「青と白」~上田の街を見下ろす烏帽子と湯の丸高原

すぴっつ 

2018年01月17日 05:30

湯の丸調査隊が行く~!

青い空、白い雪原、樹氷・・・



それも、まだ誰も足を踏み入れていない銀世界へ、一歩一歩進む快感~!!
あ~、、、雪山遊びは楽しい~♪♪♪

先週の日曜日、東御市の湯の丸高原スキー場から「烏帽子岳」と「湯ノ丸山」へスノートレッキングに出かけてきました。

直前まで、山頂付近はガスガスの吹雪だったのに、支度を整えていたら快晴に~ラッキー!!
地蔵峠から湯の丸キャンプ場へ入り、目の前に現れる「湯ノ丸山」とご対面。



9時30分スタートだったので、何人かの足跡が残っていましたが、湯ノ丸山と烏帽子岳の分岐点まで来たら、烏帽子岳方面はトレース無し!
みなさん、湯ノ丸山へ登ったらしく、ここから新雪モフモフ~のラッセル一人旅の始まりです。

烏帽子岳へのアプローチは、湯ノ丸山の南斜面を横切る緩やかな登り坂。



青い空の下、樹氷のトンネルを何度も抜ける、素晴らしいオープニング!!
目の前に徐々に、白い烏帽子が見えてくると、歓声を上げたくなります♪

やがて、湯ノ丸山と烏帽子岳を繋ぐ鞍部に到着。
湯ノ丸山から下りてくる人もまだ到達していないらしく、さらに一人ラッセルの旅が続きます。



ここからは風が強い場所なので、吹き溜まりの雪が大きいです!
腰上まで埋まりそうな雪山を前にして・・・何処に道を開けようかと、ルートを慎重に選びながら進みます。
自分が最初なので、後ろから来る人たちをミスリードしないようにしなければ・・・。

僅かに残った、前日までのトレースを探しながら、新雪を踏む快感を楽しみます。
それにしても素晴らしい天気です!



谷の下の方、東御市方面には大きな雲海が見えています・・・なんて絶景なんだろう!!

山頂が近づくにつれ、斜面もきつくなってきます、、、で、いったいどこを進むんだ?状態で、夏の登山道を思い出しながら雪中行軍を続けます。



烏帽子へ向かう稜線に出ました!
ちょっと風が強くて寒いです・・・フードを被って、毛糸の手袋からスキーグローブに替えて、脚にはスノーシューを装着します。

まずは「小烏帽子」への直登坂・・・雪深いし、坂がきつい・・・(笑)



ここはスノーシューを履いていてもけっこう深く埋まった・・・。
で、「小烏帽子岳」に到着です。
上田の街を広く見渡せます。
上田の街からも、この三角の二つの烏帽子がよく見えるんですよ!!

ここでスキーを履いて登ってきた方に先頭を譲って・・・(笑)
のんびりと写真を撮りながら「烏帽子岳」山頂に到着です!



山頂まで来たら、さっきまでの強い風もピタッと止むミラクル!!
すごく穏やかでポカポカと・・・冬の山頂では珍しい陽気にありがとうです。
小烏帽子を振り返ると、大きな雲海がまだモクモクと~良い眺めだなぁ~♪

まさか山頂でランチをいただけるなんて・・・
山頂カレーヌードルはマジで旨し!!



さっきまでガスガスで見えなかった「四阿山」も姿を現し、「浅間山」の白プリンも良く見えるしと、絶好のロケーション。

下りは楽しい天空の稜線歩き~♪
上田の街を見下ろしながら、雪を踏み踏み~。



小烏帽子の先にはまだ大きな雲海が巻き上がっています・・・飛び込んでみたいですね、ドラえもんの世界です!

烏帽子から鞍部までの下り坂を一気に駆け下りて~スノーシューを一旦外して、次は「湯ノ丸山」へ向かいます。
湯ノ丸山は、その名の通り丸みを帯びた優しい見かけの山なんですが・・・
登り坂はキッツゥ~!!
ここの登りは、毎回、何度も心が折れます・・・(笑)



地味できつい樹林帯を抜けると・・・
湯ノ丸ブルーがお出迎え~♪
空の色は八ヶ岳ブルーに負けてませんよ~!
で、凍り付いた枝はまるで・・・「白い海老天」、「白いエビフライ」、ホワイトシュリンプ、エビちゃんだらけ~!!(笑)

この日、二峰目の「湯ノ丸山」に到着です。
浅間山がクッキリと見えて、スキー場まで見下ろす景色が素晴らしい。



で、振り向いたら・・・なんと、烏帽子岳がガスガス状態に・・・早めに行動していて良かった!
山の天気は読めません。

さあ、後は湯ノ丸スキー場方面へ向けて、坂を下るだけです。
目の前に浅間山、そして南には八ヶ岳の向こうに「富士山」が大きく見えています!



湯ノ丸山はたくさん人が入ったらしく、トレースも多めについていて・・・
スノーシュー無しでも、下ることが出来ました。
登りはすごく苦労しますが、雪の下りは早いんです。

アッという間に「鐘」の丘まで降りてきて、、、ゆったり坂道をキャンプ場の湿原まで下ってクールダウン。



午後2時過ぎには、駐車場まで戻れました。

今回の登山は、前日にモンベルショップで買った「12本爪アイゼン」と、アイゼンをしたまま履くことのできる「スノーポン」の初卸しでした。
どちらも期待通りの働きで・・・これからの雪山遊びがますます楽しくなりそうです♪

この後、山を下りて松本経由で木曽まで帰りましたが・・・さすがに疲れてグッタリでした。(笑)
でも、雪山は楽しいです♪

湯の丸高原「烏帽子岳」と「湯ノ丸山」はこちらです。


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